『遠くの山』は、様々な人の人生の一端を綴るアンソロジーZINEです。2025年秋に発行予定。そのZINEに掲載する、興味のある人から聞いた「目の前のあなたになるまでの話」を募集中です。自身の言葉をまとめたものではなく、興味のある人に話を聞きに行き、その人(語り手)から聞いた話を集めています。
2月に募集を開始し、興味を持ってくれた方々とぽつぽつとやり取りを続けています。
原稿の締切りは6月末なので、みなさんそれぞれに興味のある人から聞いた話をまとめはじめている段階なのではないかと思います。今は、興味を持ってくださった皆さんと一通りお話しして、原稿をじっと待っている時期です。
聞き書きやインタビューの経験が豊富な方もいれば、文章として仕上げることを念頭に人に話を聞くのは初めてという方もいらっしゃいます。私が直接声を掛けた方、SNSやwebサイトを見て連絡をくださった方など、『遠くの山』を知ったきっかけもそれぞれです。
SNSやwebサイトは〈誰が見てくれているんだろう〉と思いながら運営している節もあるので、『遠くの山』を通して反応をいただいたことで本当にやっていて良かったと思えました。
初めて発行するZINEなので「こういうものです」と明確にお示しできる材料が少ない中、
興味を持ってくださったり参加を表明してくださったりしている方がいることが嬉しいです。
私以外の人と人が話をしているのを見聞きするとき、聞き手が「興味」を持っているなと感じると、勝手に嬉しくなります。ZINE『遠くの山』には誰かが抱いた興味をもとにした文章が集まってくるはずで、たのしみです。
私のたのしみに関わってくれる皆さんに感謝しています。
わからないことがあればいつでもご連絡ください。
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私自身は『遠くの山』にどんな文章を寄せようか、と考えていました。
話を聞きたい人は何人もいて、声を掛けてみたり話を聞いてみたりもしていますが、今秋の『遠くの山』にはずっと聞いてきた祖父母の話を寄せようと思います。
これまでの音声や書き起こしの文章を整理しながら、どこに切り取り線を引くかを考えています。
切り取り線の内にあるものを見誤らない為に、切り取り線の外も大切に扱いたいと思っています。
そのことを忘れないように、改めて今日ここに書いておこうと思いました。
最近、恐る恐る車の運転をしています。
毎日のようにどこかで起きた交通事故のことが新聞に載っているのを目にするので、相変わらず怯える気持ちが強いのですが、車を運転しはじめたことで祖母と一緒に山を観に行ったり、博物館に行ったりすることができるようになりました。これまで聞いてきた話の画がより鮮やかに浮かぶようになったことは幸運だなと思います。祖母と一緒に観たものたちをきっかけに新たに聞いた話を『遠くの山』に掲載するつもりです。もろもろ安全に、書き終えたいと思います。
タイサンボクの花が美しい季節になりました。
考え事をしながら歩いていても、タイサンボクの花の香りがすると身体がピクッと反応します。今日も買い物帰りに香りが漂ってきて、顔を上げたらタイサンボクの木がありました。身体が反応するものを愛でながら、じっと待ち、ぽちぽち書きます。
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